2009年6月10日 (水)

なぜ、20代高学歴女子は「専業主婦」狙いなのか(プレジデント)

 ヤフーに載っていた雑誌「プレジデント」の記事より。

(以下引用)

「なぜ、20代高学歴女子は「専業主婦」狙いなのか」
プレジデント6月10日(水) 11時30分配信 / 経済 - 経済総合
 
 東大大学院在学中のリカさんは、現在、就活の傍ら、専業主婦を目指して婚活も同時進行中。「あくまで目指すはお嫁さん。対等な関係はイヤなんです」。 
 東京大学大学院生のリカさん(26歳)は、研究職へのエントリーシートを書きながら今日もため息をつく。
「早く寿退学したいなあ……」
 父は自営業、母は専業主婦の家庭で育ち、キャリアへのあこがれはゼロである。「もともと尽くし系なんです。ヘラヘラしたエプロンをかけて『おかえりー』と言うほうにあこがれます」

 内閣府の意識調査によると「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という質問で女性の賛成派は20代が60代についで多いという結果が出た。ちなみに、反対派が一番多いのは40代である。
 「自分が輝くための仕事すらもういらない、仕事をしなくてもいい男と結婚したい」というのが今の20代なのだ。しかし、リカさんのような高学歴女性ですら、専業主婦志向がそれほど高まっているのはなぜなのだろうか。

 リカさんが地方の高校から東京に進学するには、「早慶以上」の大学進学が条件だった。そして、周囲の期待に応えるまま東大にストレート合格してしまった。その後つきあった同級生の彼とすぐに結婚したかったので就職せず、とりあえず大学院に進む。しかし、メーカーの研究職についた彼に「結婚したらフルタイムで働いて」と言われて別れた。「お嫁さんじゃなくてパートナーはイヤなんです」。

 もう一人、広末涼子似で東大卒のマヤさん(26歳、シンクタンク勤務)も根っからの専業主婦志望だ。せっかくの学歴がもったいなくありませんか? と聞くと、「そうなんです。高校生のころもっと遊んで女子大とかに行くべきでした」と嘆く始末である。
 東大には東大女子が入れるサークルは三つしかなく、他大の女子大生にカッコいい男子が攫われていくのを指をくわえて見ているしかなかったとか。もはやマーケティングの失敗としか言いようがない。

 聖心女子大学出身のリカコさん(30歳)は「結婚に有利と思って聖心に行きました」という。が、なまじ優秀だったために大手IT企業に就職し、キャリアの道をまい進してしまった。30代を迎え、少々焦って婚活中だ。
「激務で3年生理がないなんていう同級生の話にぞっとします。一生働かなきゃいけないほど、自分の女としての価値が低いとは思ってない」

(以下省略、つづきは引用元へどうぞ。引用おわり)

 このインタビューが本当だとすれば、読後にイラッときた人は多いはず。「東大にストレートに合格してしまった」?「高校生のころもっと遊んで女子大とかに行くべきでした」?「他人が羨む、陽の当たるエリートコース歩いといて、ゼータク言ってんじゃねえ」と思いました(笑)。
 昔の人も二兎追うものは一兎も得られない、と言っているし、何かを得れば何かを失うのが人生だと思いますが、どうでしょう?

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2009年2月28日 (土)

極道めし・喉が鳴る!旨いモン話バトル(双葉社)

 先日コンビニへ行ったとき、店内の書籍コーナーで一冊の本を見かけました。
↓これです。

Gokudou

 「極道めし(著者・土山しげる、協力・大西祥平、双葉社刊)」です。後で調べてみたらかなり前に発表された作品(アクションコミックス第1巻2007年3月10日初版刊行)ですが、作品のタイトルと表紙の絵の迫力についつい買ってしまいました。ちなみに購入したのは廉価版の「アクションCoinsオリジナル版」で、コミックス第1巻~第2巻の12話を再収録したものです。

(あらすじ)
 舞台は浪花南刑務所雑居房第204号室。ここで毎年クリスマスイブの晩に正月のおせち料理(といっても、重箱ではなくパックの弁当箱入りのもの。しかし「塀の中」では豪華な食事である)を賭けた争奪戦が行われる。部屋全員がシャバで食べた旨い料理の話を出し合って、一番多くの人間の「喉を鳴らす(旨そうに感じさせる)」ことを目指すトークバトルである。多くの喉をならした勝者こそ、他者のおせちから好きなおかずを一種類ずつとれる権利を得られることができ、それをゲットするため今年もまた激しい大勝負が行われた--。

 刑務所とめし、ということで「塀の中」の食事の紹介かと思いきや、この作品はそれがメインではなく、トークバトルを通してこの世の料理で何が一番美味しいかを紹介(?)するものです。ネタバレになるのであまり詳しく書きませんが、ここで最高とされる食べ物は高価・高級・オシャレなものではなく、町中でよく見かけるごくありふれた何気ない食べ物で、一読してそれらの食べ物の美味さを再認識させられました(笑)。
 コミックの世界では料理(グルメ)をテーマにした作品はたくさんありますが、ワタシとしてはこの作品が一番だと思います。特に良かったのは、登場人物達の食事シーンの描写です。思わずこちらの喉と腹を鳴らすくらい、美味そうにワイルドに「食って」いる絵は、他の料理漫画の追随を許さないくらい読み手の食欲をくすぐってくれます(あくまでワタシ個人の感想ですが)。

 最近の極めて悪い社会経済状況から、困窮のあまり「衣食住」整った刑務所に入りたいためにわざと犯罪やらかす人が多いですが、別にカネかけた豪華な食事でなくても、廉価で美味しい食べ物があふれるシャバ・・・じゃない一般社会が最高であって刑務所はやめとけ、ということをこの作品は暗に表現しているんじゃないかな、とワタシは勝手に思ってます。

 久しぶりに買ってトクした本でした。

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2009年2月20日 (金)

「フロム・エー」休刊で思い出す

 まずは、インフォシークにあったJ-CASTニュースの記事から。

(以下引用)

「有料求人情報誌「フロム・エー」が休刊へ (J-CAST)」

 リクルートが発行する有料求人情報誌「フロム・エー」の関東・東海・関西全版が、2009年3月30日限りで休刊する。
  1982年に創刊。87年には「フリーター」という言葉を生み出し、アルバイト情報誌として定着したが、パソコン、携帯電話やフリーペーパーの登場で、有料求人情報誌としての役目を終えた、と判断したという。
(中略)
[ 2009年2月19日16時59分 ]

(引用おわり)

 「フロム・エー」と「an」、ワタシが学生だった頃はそれなりのページがある、見事な情報誌でした。

 また、ワタシが新卒で就職する直前の春休みに某百貨店の短期バイトをしていたとき、バイトの同僚にいつも「フロム・エー」を読んで条件のいい短期バイトを見つけては働き、期間が終わるとまた見つけては働く・・・といった「フリーター(上の記事にあるように、この言葉は同誌の造語です)」さんがいました。
 ちなみにこの人は某有名難関大学を卒業し、これまた超がつくぐらい有名な大企業に一旦新卒の正社員として入社したものの、「新人研修後の配置先が田舎の支店で、バカバカしくてイヤになった」旨の理由で即退職してフリーターをやっている、というとても希有な(性格も)方でした。雑談していたときワタシが「有名企業を入社してすぐ辞めるのって、勿体なくないですか?」と聞いたら、「全然。はっきり言って今の(フリーター)生活が気楽でいい」とキッパリ言いました。今の経済状況では考えられないとは思いますが、このときはまだ景気が良かったのでこういう強気(?)な生き方も成り立っていったのでしょう。

 バイト最終日、別れる際に彼はワタシとあと3人の就職直前の学生バイト仲間に「君たちはこれから正社員になるけど、そのうちボクの生き方(フリーター生活)が羨ましいと思う時期が来るよ」のセリフを残して去っていきました。手に丸めた「フロム・エー」を持ちながら・・・。
 あれからもうかなりの月日が流れていきました。しかし、未だに彼が羨ましいという感情は湧いてきません。仕事をしていく上で失敗して落ち込むことがあっても、です。今、彼はどうやって暮らしてるのかな~、とたまに思いますが、いい大人が自分で決めた生き方ですからなんとか上手くやってるんだろう、と考えています。

 「フロム・エー」休刊のニュースで、つい過去を懐かしんでみました。

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2008年10月 2日 (木)

封印作品の闇(感想その2)

(前回の続きで、ここでもこの本の内容に触れています。注意してお読みください)

 さて、その「著作権トラブル」とは、「キャンディ」のように原作者と作画者が著作権の所在を巡って裁判となり、最高裁まで争われたもの(この事件は広く報道された上、現在も法律関係者向けの多くの書籍にも載っています)、「サンダーマスク」のように、力関係で弱い制作会社が、強い別会社に作品とその権利を「強奪」された(と私にはそう読めました)もの、そして「Q太郎」のように、作者(の関係者)同士の微妙な人間関係の齟齬(これも私の感想)で刊行できないもの・・・と、作品の高いコンテンツ性とは別の、ドロドロした「大人の争い」の内幕が本書には書かれています。

 読後、私が本書で初めて存在を知った「サンダーマスク」、既に大きく報道された「キャンディ」を除く藤子作品2点が封印扱いされていたとは驚きました。「ドラえもん」だけでなく、「黒べえ」「Q太郎」も小さい頃に見たことがあるので、「えー、なんで!?」という感じでした。しかし、時間を置いて冷静に考えると、これらの著作権トラブルは、「世間ではよくありがちな話」とも思えました。

 クリエイターが、一生懸命子供のように育てた夢のある作品たち。しかし、作品をメジャーな舞台で発表するとなれば、多くの人間と法律やビジネスのルールが関与するという現実から逃れることはできません。そして「子供」が成長し、子供と親(制作者・原作者)、メディアが高い評価や名声を得て、関連商品も含めた高利益なビジネスになると、様々な思惑が渦巻きます。子供の成長を願わない親はいませんが、あまりにも成長が巨大化すればするほど、作品の高い芸術性が、親や「周りの大人」の欲望や利権と背中合わせになり、トラブルになってひとつ間違えば、子供(作品)が傷つくばかりか、「殺して」しまう危険もあります。全ては書けませんが、その最たるものが「キャンディ」であり、似たような作品は私が知るだけでも多くあります。夢の世界の裏側は、現実世界の泥仕合・・・、かつてテレビ東京で放送された「演歌の花道」のオープニングナレーションの「浮世舞台の花道は、表もあれば裏もある」を地でいくドロドロな事態も人間くさく、世間ではよくある話といえばそれまでですが・・・。

 最後に、もしこれら「封印作品」を世に再び送り出すとすれば、それは当事者(各権利者)が努力するしか道はありません。「子供」をとりまく「親や周りの大人たち」が真摯に取り組まねば、子供は健全に生きられません・・・って、まるで役所のスローガンのようですが、同じ事だと思います。

(おわり)

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2008年10月 1日 (水)

封印作品の闇(安藤健二・著、大和書房)

 先日、タイトルにある書籍を買って読んでみました。なおこの本は2006年に太田出版から発売された「封印作品の謎2」を改題・加筆・修正・再編集したものです。

 「封印作品」、その定義についてはいろいろありますが、私なりに考えると、かつてメディア(映画・TV・書籍)で発表され、人気が出てなおかつ現代まで人々の記憶に強く残っているにもかかわらず、何らかの理由でその後発表が打ち切られた作品のことです。
 この本で「封印作品」として取り上げられているのは、
(1)キャンディ・キャンディ(真ん中の点は正式にはハートマーク。以下、「キャンディ」と表記。)
(2)サンダーマスク
(3)ジャングル黒べえ(以下「黒べえ」と表記。)
(4)オバケのQ太郎(以下「Q太郎」と表記。)
です。各作品が封印された理由を、著者が多くの困難の中追求する一冊です。


(以下、この本の内容に触れています)


 「封印作品」について、私は過去に差別表現に関する本はたくさん読んだことがあります。そこでは、作品が「差別的」と抗議された上封印された例が多く紹介されていましたが、その中には明らかに内容が酷いものがある一方、差別の意図は無いのに、いわゆる「差別用語」を使っただけで非難され(「言葉狩り」とも呼ばれている)、また特定団体の抗議・糾弾を恐れて「臭い物に蓋」のように、メディアが過剰に自主規制して「問題作」を一斉に封印するに至った一連の問題について考察していました。しかし本書で取り上げられた作品で、差別問題に該当すると思われるのは「黒べえ」だけで(とはいえ、実際に当該作品の差別の有無を検討した動きは見られない)、他作品については「Q太郎」の一部は差別的と抗議されたものの、全体的には特に問題が無いのに発表が打ち切られました。

 何故か?それは、著作権にまつわるトラブルが理由のようです。「ようです」と表現したのは、本書では「黒べえ」も含めた4作品について、厳密には封印理由がはっきり断定されていないからです。著者が各方面に精力的に取材したものの、真相を語らない(取材を断念した)当事者もおり、完璧な全容解明とまでは行っていません。しかし、それでも多くの証言と図表を収集し、真実にギリギリまで「肉薄」した著者の努力・迫力は強く感じられました。

(つづく)

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2008年7月31日 (木)

週刊ヤングサンデー「終刊」。

 ワタシが毎週欠かさず読んでいた小学館の「週刊ヤングサンデー」が、きょう発売の35号で幕を閉じた。一応誌面(表向き)には「休刊」ということになっている。
 「休刊」、この言葉を「角川実用国語辞典」で調べると、

「休刊」-新聞・雑誌などが刊行を休むこと。

となっているが、

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(ヤングサンデー35号誌面)

この挨拶の書き方は休むどころか終わることを宣言しているようなものだ。もっとも出版の世界では、休刊した書籍が復刊することは極めて稀なようなので、この表現が正しいのだろう。

 さて、35号で終了した以外の作品の「今後の身の振り方」について巻末の告知を読むと、小学館の他のコミック誌に振り分けられるようであるが、一見すると「ビッグコミック・スピリッツ」に移籍する作品が多いような気がする(詳細は35号またはヤンサンのサイト参照)。しかし、スピリッツとてかなりの作品が掲載されているはずだ。今後、既存の連載作品+YS移籍組を合わせて行くのか、それとも「スピリッツ」内で連載本数の「調整(あえてリストラとは書かない)」が始まるのか?後者であれば誌内でかなりのサバイバルレースなることは必至だ。

 まあ、いろんな思いを含んで「長いことお疲れさん」>ヤングサンデー。

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2008年5月24日 (土)

クルーン投手は素直で正直

 先日週刊文春(5月29日号)を読んでいたときに、有名人の発言に対して短いコメントを添える「今週のことば」のコーナー(同号58ページ)にあったネタです。

(以下引用)

 ▲ちゃんとした人間だったよ

-「こりん星」出身の小倉優子に初めて会った巨人のクルーン投手(35 写真)。それを言っちゃあ、おしまいよ。グラウンドの中でも外でも”抑え”の利かない奴。

(引用おわり)

 いや、クルーン投手の言ってることは間違いありません。彼は素直で正直なんですよ。
 だから大目に見てあげて<文春さん(笑)。

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2007年12月13日 (木)

漫画家失業の危機!コミック・ガンボ休刊で

 ヤフーで見た産経新聞の記事です。

(以下引用)

「漫画家失業の危機!コミック・ガンボ休刊で」
12月11日19時59分配信 産経新聞

 国内初の無料週刊マンガ誌「コミック・ガンボ」(デジマ発行)が、創刊後わずか1年足らずで休刊することが決定し、連載陣の一人で漫画家の足立淳が失業の危機に陥っている。自身のブログ「足立淳のブログ彼岸花・改訂版」で苦しい心境を明らかにした。
 タイトルは「ガンボ休刊…! 仕事急募!」。「突然ですが、『コミックガンボ』今週で休刊が決まってしまいました。とりあえず今日出る48号で最後です。てことで、失業です。仕事ください!」と悲痛な叫びを上げている。
 「(同誌連載の)『人間噂八百』の続きでも、新企画でも、なんでもやります!」と“再就職”に意欲を燃やしている。

■足立淳 漫画家。07年、コミック・ガンボでデビュー。代表作「人間噂八百」は、有名芸能人のウワサを検証・考察する4コママンガ。

(以上引用おわり)

 「ガンボ」は、朝のターミナルで何回かもらって読んだことがあります。

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(我が家にたまたまあった第6号)

 当初は、新しいコミック誌のビジネスモデルを作る、という意気込みで発刊されたと記憶しておりますが、やはり広告収入のみの運営は難しかったんでしょうねえ。同誌は、号によっては、「まあタダだからしょーがねえか」と思えるものもありましたが、全体的には村上もとか氏のように、既に商業誌でメジャーになっている方から、同人誌のような雰囲気の作品、そして上の記事にもある「人間噂八百」のように、他の商業誌では見られないいろいろな意味でビミョーな感じの作品と、後で考えるとけっこうバラエティーに富んでいたなあ・・・と今になって休刊を少し惜しんでます。

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2007年11月18日 (日)

駅名キーホルダー・西武線西武球場前駅

 某国家試験の参考書を買いに神保町へ行って来ました。かなり前にもここでネタにした、目的の書籍以外の本(物)もついつい買わせてしまう魔性の書店「書泉グランデ」へ久しぶりに行って来ました(グランデの方、すみません(笑))。

 今回は余計なものは買わないぞ、と心に誓っていきましたが、今回も誘惑に負けてしまい、他のものも買ってしまいました。それがこれです。

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 鉄道・クルマ関係の書籍のフロアーで売られていた駅名キーホルダーです。ご覧の通り、西武線・西武球場前駅のものです。

 西武球場・・・、かつて屋根の無い「西武ライオンズ球場」時代はよく行きました。国分寺から萩山・西武遊園地経由の西武電車で行ったり、立川発着の球場行き臨時西武バス(現在は立川ではなく、多摩モノレール上北台駅発着に変わったらしい)に乗ったり、原付バイクを使ったり、と数多く行きました。屋根がついて「西武ドーム(現:グッドウィルドーム)」になってからはいろいろ都合があってまだ1回も行っていませんが、このキーホルダーを見たとき、昔のことをいろいろ思い出しました。

 来シーズンこそは、渡辺久信新監督による新生「埼玉西武ライオンズ」をナマで見に行こうと思っています。今は地下鉄から西武球場前へ行く直通電車もあって便利そうなので、楽しみです。

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2007年7月28日 (土)

幻の放送局 JODK

 先日、放送関係の各サイトをあちこち見ていたら、1冊の本のタイトルが目にとまりました。それが標題でも書いた「幻の放送局JODK(篠慧子著・鳥影社刊)」です。この本の著者である篠慧子氏は、かつて日本統治下の朝鮮半島に存在した「朝鮮放送協会」の理事であり、同協会が半島各地で運営していた放送局の基幹局「京城(けいじょう-現在の韓国ソウル特別市)中央放送局(コールサイン:JODK)」局長であった篠原昌三氏の娘さんです。これは放送局、また自分の父親をはじめとした当時の放送に携わった方々の存在を伝える本です。

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 基本的に内容は2つに分かれており、前半は著者とその家族が終戦後日本へ引き揚げるときの体験談であり、後半は父親を中心とした旧協会職員が、協会の活動記録をまとめた「JODK-朝鮮放送協会回想記」を引用する形で、協会の業務、特に終戦前後の様子について記述しています。
 「朝鮮放送協会」、かつてNHKが刊行した「放送五十年史」や、放送研究の各種サイト等でその存在は知っていたものの、詳細はよく知りませんでした。ただ、終戦(日本の敗戦)後消滅した、それだけでした。

 読むと、放送局の終戦間際の悲劇、終戦当時の混乱ぶりをリアルに伝えていました。まず「悲劇」ですが、昭和20年8月、ソ連軍(当時)の攻撃を受け、軍とともに戦い、放送局員殆どが戦死・玉砕した清津(チョンジン-なお同書では当時の日本語読みである「せいしん」と表記されている)放送局の記述がありました。次に「混乱」ですが、8月15日の玉音放送後、一時無警察・無政府状態となった京城の街で、現地対応に苦慮する京城放送局の様子がありました。混乱の拡大を防ぐため、現地住民に冷静な行動を呼びかける放送を行うことになったものの、放送内容次第では逆に住民を刺激して混乱に拍車をかけることにならないか--知恵を絞って原稿をつくり、まさに一か八か、同書によれば「乾坤一擲」でその原稿内容を放送に乗せた職員の奮闘が書かれていました(結果として、各地で小規模のトラブルは散発的にあったものの、大規模かつ組織的な反日暴動など最悪の事態は回避された)。

 最後に著者が出版の動機として、ここ近年の植民地時代の歴史認識問題で、日本が植民地に対して行った抑圧(負の面)ばかりが強調されて、日本が現地のインフラ(同書では放送インフラ)を整備した等の「正の面」が無視されている現状を感じて出版を決意した旨が書いてありました。あの時代の歴史の評価、これは報道等を見てもわかるように、非常にデリケートな問題です。著者は、確かに負の面があったことは認めつつも、当時現地の建設に携わった日本人の労苦が蔑ろにされ、無かったことにされそうなムードを憂慮したのでしょう。私もこの時代に限らず、歴史について深く考察することは基本的には良いことだと思います。しかし、特定の部分だけしか見ないで語ることは、かえって真実を見損なう結果になってしまいます。現代は出版物やネットで多くの情報が出回っているので、物事を多角的に見て、冷静に考えて判断するべきだと思います。将来に禍根を残さないためにも・・・。

#ちなみに、「JO*K」のコールサインは、基本的に日本国内のNHK放送局に割り当てられるものです(例:東京放送局(現:NHK東京ラジオ第一)の「JOAK」)が、日本統治下とはいえ、外地である京城の「DK」割り当ては異例です(理由はググって見てください)。京城局消滅後のJODKは現在割り当てはありません。

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